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06食べ物で白髪予防?今からでも遅くないその原因と対策を徹底解説

食べ物で白髪予防?今からでも遅くないその原因と対策を徹底解説

今はまだ多くなくても、気が付くと増えてきている白髪。実年齢より老いて見え、鏡を見るたびに悲しい気持ちになってはいませんか?白髪が増えるとともに定期的なカラーリングで増える出費…しかし、まだあきらめるのは早いかもしれません。 本記事では、徐々に増えてしまう白髪の原因と、気が付いたその日からできる具体的な予防策を徹底解説します。

 

白髪の原因3選

髪は頭皮の中にあり、髪の毛を生成する細胞が集まる部分「毛球部」で作られます。髪の毛には、色素を作るメラニンという色素があります。髪の毛の色は、髪の毛に含まれるメラニンの色によって決まりますが、初めの時点では髪に色はついておらず、その髪にメラニン色素が着色して、黒髪が作られるのです。白髪は、髪の毛に含まれるメラニンが少なくなることによって生じます。では、メラニン色素がなぜ減少するのか、詳しく見ていきましょう。

 

①老化・遺伝

老化による白髪は、人が年を重ねると起こる自然な現象で防ぐことはできません。髪の毛に含まれる色素=メラニンが不足することによって起こります。メラニンは、髪の毛に付着している幹細胞から分泌されます。 幹細胞は、髪の毛を伸ばす役割を果たす細胞であり、髪の毛を生成する役割を果たす細胞です。しかし老化とともに、髪の毛に含まれる幹細胞の数が減少することがあります。幹細胞の数が減少すると、メラニンの生成が減少し、白髪になることがあります。 また、老化とともに、髪の毛に含まれる光感受性細胞の機能が低下することもあり、日光を感じにくくなることがあります。メラニンの生成に必要な日光を感じにくくなると、メラニンの生成自体が抑制され、白髪になることがあります。 また、その他にも遺伝的要因が原因で白髪になることもあり、この要因による白髪は、年齢が若いときから起こることも。 遺伝的要因による白髪は、個人差があるため、白髪ができる年齢や、白髪ができる速さに差があり、また、白髪ができる場所も異なることがあります。 

 

②栄養不足・睡眠不足

栄養不足や睡眠不足が原因で白髪になることがあります。偏った食生活をしていると、必要な栄養素が不足し髪の毛が抜けやすくなったり、また、髪の毛が薄くなったりすることもあります。栄養不足があると、体内の代謝が低下し、白髪の発生など髪の毛を含め、さまざまな健康上の問題を引き起こします。 さらに、睡眠不足が影響して白髪になることも。通常、睡眠不足が直接的な原因で白髪が発生することはありません。しかし、長期的な睡眠不足はストレスを増やし、免疫力を低下させることがあります。これでは白髪のリスクは高まるばかり。睡眠を十分にとることは、健全な代謝を維持し、白髪リスクを軽減させることにつながります。

 

③ストレス

ストレスを感じると、体内でコルチゾールというストレスホルモンが分泌されます。このホルモンは、肌を乾燥させる働きがあるため、ストレスを感じると、肌は一層乾燥しやすくなります。そして、頭皮の乾燥は白髪を増やす原因に。つまり、リラックスすることにより、肌の乾燥を防ぐことができ、ひいては白髪予防にもつながります。 また、長期的に精神的なストレスが溜まると、自律神経のバランスが崩れ、皮膚は過剰な皮脂を分泌することがあります。過剰な皮脂は毛穴に詰まり、詰まった皮脂は過酸化脂質となって色素細胞の働きに影響を与えます。これらの状況は血行不良を招く要因に。血行不良になると、髪の毛にまで十分に栄養が届かず、白髪が増えてしまう原因になります。 さらに、ストレスは免疫力の低下にも影響を及ぼします。免疫力の低下は、細胞の産生や働きも低下するということ。つまりは、髪の毛を黒くするメラニン生成も活発に行われなくなり、白髪が生えてきてしまうのです。

 

白髪予防は、毎日の食事で効果的に!

ここからは、根本的に白髪を予防するために日々できる対策をご紹介します。白髪の原因となる睡眠不足や栄養不足、ストレスへの着目だけではなく、白髪を予防するために、日々栄養バランスの良い食生活を心がけることがとても大切です。特に、次のような栄養素をたっぷりと摂ることで、白髪は効果的に予防することができます。

 

①良質な「タンパク質」の摂取

タンパク質は、髪を構成する主要な成分です。髪に必要なたんぱく質を補充することは、髪を強くし、抜け毛を減らします。髪に良いタンパク質を摂ることは、もちろん白髪予防にもなります。肌や爪も健康に保つためにも必要なタンパク質は牛肉や鶏肉、魚介類、卵、豆類、大豆製品、小麦胚芽などに含まれている栄養分です。たんぱく質をたっぷりと摂取すると、髪の毛の成長促進も期待できます。 気を付けたいポイントは、タンパク質は体内でタンパク質分解酵素によって一度分解され、アミノ酸として吸収されることです。このとき、身体は生命の維持に必要なはたらきを優先し、臓器の活動や病気の回復などにアミノ酸は優先して使用されます。生命維持の観点からすれば、優先度が低い「肌」や「髪を成長させる」といった活動は、後回しとなることも。結果、タンパク質の摂取量が少ないと肌や髪に割り振られるタンパク質は必然的に少なくなり、栄養素は十分に行き渡らないため、白髪リスクが増加するのです。 ただし、タンパク質を過剰に摂ることは健康に悪影響を与えることもあるので要注意。できれば医師や栄養士に相談し、適切な摂取量を決めるようにしましょう。

 

②人体にとって重要なミネラル「亜鉛」

亜鉛は、髪を健康に維持する為に必要なミネラルです。髪を強くし、抜け毛を減らす働きもします。 亜鉛は、髪を構成する主要な成分(タンパク質)の合成を促す作用があり、メラニン色素を作るメラノサイトの働きを活性化させるのです。言い換えれば、亜鉛が不足するとメラノサイトの動きは低下し、メラニン色素が定着しないため、白髪の原因になります。 亜鉛を含む食品は、肉や魚、卵、乳製品、大豆、小麦粉、カスタード、カカオ、ナッツ類があげられます。また、亜鉛を含む補助食品などのサプリを利用するのも手軽でおすすめ。 ただし、亜鉛を過剰に摂ることは、消化器官を傷めることがあるため、医師や栄養士に相談し、適切な摂取量を決めることが大切です。

 

食事の内容と時間

食事は一日3食、規則正しく摂る習慣をつけましょう。また夕食のタイミングも睡眠の質を高めるには重要な留意点です。 仕事などが忙しいからといって、寝る直前に飲食をすると、消化・吸収のために脳と内臓が働き睡眠の質が低下してしまいます。 しかも、寝る直前の食事は翌日の胃もたれ、さらに寝る直前にものを食べることが習慣化すると肥満の原因になるため食事は就寝する3時間前には夕食を済ませる習慣をつけましょう。

 

①アミノ酸の一種「チロシン」

髪はメラニン色素によって、色付けされています。メラニン色素は、タンパク質の一種であるメラニンタンパク質から合成され、メラニンタンパク質は、アミノ酸の一種であるチロシンから合成されます。 チロシンは、肉類や魚介類、卵、乳製品、大豆製品、小麦胚芽、野菜類、果物、ナッツ類などに含まれています。白髪はチロシンの減少によっても発生します。チロシン不足にならないよう、これらの食べ物を積極的に摂取しましょう。

 

②海藻に含まれる「ヨード」

「海藻を食べると髪の毛に良い」は本当。 海藻に多く含まれるヨードは細胞の成長を助け、新陳代謝を促進してくれます。また、ヨードには、色素細胞のメラノサイトの働きを活発にし、機能を高める作用があるため、安定的にメラニン色素を増やし、髪を黒くしてくれるのが特徴です。。 さらに、ヨードは甲状腺を刺激するため、髪の毛を強くし、抜け毛を減らすことができるとされています。 ただし、ヨードの過剰摂取は甲状腺系の疾患につながることがあるので、偏った食べ方をしないように注意することが大切。医師や栄養士に相談し、適切な摂取量を決めるようにしましょう。 海藻には、ヨードの他にもビタミンB12やビタミンC、カリウム、カルシウム、鉄、銅、亜鉛、アミノ酸、タンパク質などが含まれており、これらも、髪の毛を強くし、柔軟にしてくれます。

 

③抗酸化作用に「ビタミンC」や「ビタミンE」

ビタミンCとビタミンEは、活性酸素を除去することができ、この抗酸化作用によって肌や髪を保護することができます。活性酸素とは、体内で生成される活性酸素除去能力を超える量の有害物質のこと。活性酸素は、色素細胞を含め細胞を傷つけることもある物質で、肌や髪を老化させてしまうのです。また、ビタミンCは、色素細胞の生成を促し、肌や髪の健康を保つ作用があります。ビタミンCとビタミンEを同時に摂取することで、さらに高い抗酸化作用が見込めるため、効果的な白髪予防が期待できます。

 

④「黒ゴマ」で白髪予防

ほか、白髪対策のための食品として有名なのは「黒ゴマ」。黒ゴマは、栄養価が高く、ビタミンEやミネラルを豊富に含んでおり、肌や髪を健やかに保つ効果が期待できる食べ物です。黒ゴマに含まれる脂肪酸やビタミンEは、髪の毛を保護する働きがあり白髪を防ぐ効果があるとされています。また、黒ゴマは、髪を柔軟にしたり、自然な光沢を与えたりする効果があるとされています。手軽に料理にも使用できるので、ぜひ積極的に摂り入れてみてください。

 

白髪予防・改善のための日々の過ごし方

髪だけでなく、健康を維持するために健康的な食生活は重要ですが、何気なく行っている毎日の習慣に白髪を増やす原因がたくさん潜んでいることがあります。白髪の予防や改善のために有用な、食生活以外のおすすめ習慣を紹介します。正しく知って、できることから始めてみましょう。

 

①白髪は抜かないで!

白髪が気になって、つい抜いてしまうこと、ありますよね。しかし、抜くことで白髪は予防できません。 白髪を予防するためには白髪を抜かないことがポイント。白髪を抜くと頭皮に炎症が生じることがあります。頭皮の炎症によって色素細胞を含む組織を傷つけてしまうと毛包細胞が働きを停止してしまい、白髪が生えてくる原因になります。さらに強い炎症が起こると髪自体が生えてこなくなる場合もあるので、気になっても決して白髪は抜かないようにしましょう。

 

②良質な睡眠が大切

睡眠不足になると、身体がストレスを感じ、血流が悪くなってしまいます。血流が悪くなると、髪の毛に必要な栄養素が十分に届かないため、髪の毛が弱くなることも。また、睡眠不足になると、成長ホルモンの分泌が低下します。成長ホルモンは、身体の成長や発育に欠かせないホルモンですが、睡眠不足で分泌が抑えられると、身体全体に影響が出てしまうのです。

 

③運動で代謝アップ

運動をして筋肉量が多くなるとエネルギーの消費量も多くなり、そのため、代謝がアップしやすくなると言われています。代謝がアップすることで血流が促進され、栄養がより身体全体に届くようになります。血流が促進されると頭皮や髪の毛にまで必要な栄養が十分に届くようになるため、髪の毛が強くなり、白髪を予防することができます。 特に女性は筋肉量が男性に比べて少ないため、定期的に運動する習慣をつけることが望ましいでしょう。 また、運動することは、ストレスを軽減させる効果もあるため、身体の健康を保つためだけではなく、白髪予防にも適度な運動は重要です。

 

白髪予防でダイエット

健康的な食生活や適度な運動は白髪予防になるばかりではなくダイエットにも効果的です。。たんぱく質を多く含むもの、ビタミンやミネラルを多く含むもの、食物繊維を多く含むものなど、身体全体に必要な栄養素をバランスよく摂る食生活は、自然と健康的なダイエットにつながります。料理のときは適切な食材を選び、油や塩を控えてヘルシーに。

 

全てはバランス‐良質な食事と睡眠、そして運動!正しく知って軽やかに!

ダークカラーの髪色を持つ人が初めて白髪を見つけた時のショックは大きいものです。もちろん個人差はありますが、誰でも年齢が上がるにつれ、白髪が増えることは一般的。しかし、年齢以外にも、白髪が生える様々な要因にわたしたちは日々さらされています。白髪の原因を正しく理解し、できることを実践する‐それが自分でできる唯一の予防策です。生活習慣を整えて、心身とともに健やかに、そして心軽やかに日々を過ごしてくださいね。

 

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