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02機能性ペプチドとは?肌本来の働きに目覚めるエイジングケアについて

機能性ペプチドとは?肌本来の働きに目覚めるエイジングケアについて

お肌のエイジングケアが期待できる保湿成分である「機能性ペプチド」をご存知でしょうか? ペプチドは、スキンケアアイテムや化粧品にも含まれている成分で、肌の「ハリ」や「キメ」を整えてくれる成分です。 特に「機能性ペプチド」は性能がよく、皮膚からの水分蒸発を防ぎ、肌の保水力を高めるので、保湿効果や皮膚の保護作用が期待できます。 この文章では、ペプチドとアミノ酸、たんぱく質の違いから、美容において期待できる効果まで詳しく解説します。 是非最後までご覧ください。

 

ペプチドとは?

ペプチドとは、複数のアミノ酸が結合した化合物で、ヒトや動物の体をはじめ、植物にも含まれる物質です。 ペプチドよりもさらに多くのアミノ酸で構成されているのがたんぱく質で、ペプチドはたんぱく質とアミノ酸の中間のような存在といます。人体の約20%がたんぱく質でてきており、筋肉や皮膚の元になっていますが、たんぱく質は分子が大きいため、食材から摂取してもそのままでは体内に吸収することができず、ペプチドを介してアミノ酸に分解され吸収されていきます。 またペプチドは美容成分としての効果もあり、肌のターンオーバー(生まれ変わり)を促し細胞の新陳代謝をサポートしてくれるので、多くのコスメに配合されている成分です。スキンケアに取り入れることで美肌に欠かせないコラーゲンなどの生成を促し、肌の「ハリ」や「ツヤ」など、美肌効果が期待できます。

 

アミノ酸

アミノ酸は、“生命の源” とも呼ばれ、私たち人間にとって欠かせない栄養素です。 肌にもともと含まれている保湿成分で、うるおいを与えてキメを整えたり、外部刺激から肌を守ったりする役割を担っています。 アミノ酸の主な特徴は、肌に含まれる成分なためトラブルが起きにくい点と、大きさがコラーゲンの約3,000分の1と小さく、肌の角質層への浸透力が高いという点が挙げられます。 アミノ酸は低刺激なため、敏感肌・アトピーの方の保湿ケアにも効果的です。ただし、症状が深刻な場合やアレルギー体質の場合は自己判断で使用せず、必ず事前に医師に相談してから使用するようにしてください。

 

ペプチド

ペプチドは、アミノ酸が数個~数十個つながった状態のことで、ペプチドはアミノ酸の数によって大まかに分けられます。 アミノ酸が2個ならジペプチド、3個ならトリペプチド、10個以下ならオリゴペプチド、100個以下ではポリペプチドと呼びます。 様々な研究で、このアミノ酸が複数個つながったペプチドが、体内で有効な働きをしていることが分かってきました。 保湿成分としては、アミノ酸よりもオリゴペプチドの方が肌に吸収されやすいとされており、化粧品として肌に塗って吸収され、有効に働くことが期待できます。 また化粧品以外でも、コラーゲンを低分子化し吸収しやすくした、コラーゲンペプチド配合の健康食品やサプリメントなども目にする機会が多くなりました。

 

たんぱく質

このペプチドが更に結合したものがたんぱく質で、アミノ酸レベルで考えると数十万から数百万個つながってできたものとされています。 安定した固有の立体構造をしていて、体内では筋肉を合成したり酵素やホルモンとして代謝を調整したり、物質輸送や生体防衛の働きをしたりしている物質です。 肉、魚、卵、大豆製品などの食品から簡単に補給可能で、アミノ酸やペプチドよりも安価で入手しやすいという長所があります。 一方で、たんぱく質は体内で消化されないと吸収できない性質があり、化粧品として肌に塗っても皮膚からは吸収されません。

 

ペプチドとアミノ酸・たんぱく質の違い

このように、アミノ酸が集まったものがペプチド、ペプチドがさらに集まったものがたんぱく質と考えると分かりやすいです。最も安価に入手できるのがたんぱく質ですが、上記の通り皮膚からは吸収されません。したがって、体内で消化してから吸収するか、ペプチドやアミノ酸の方に分解したものを美容液と共に肌から摂取するか、一手間加える必要があります。

 

機能性ペプチドとは?

ペプチドに含まれるアミノ酸の種類によって、ペプチドの効果は変わります。健康をサポートしたり、年齢に負けない見た目へ導いたりするなど、ヒトに有益なペプチドを「機能性ペプチド」と呼びます。 機能性ペプチドはたんぱく質中では不活性ですが、体内や皮膚での吸収過程で独自の生理活性機能を発揮し、ペプチドはたんぱく質に比べ消化吸収のスピードが早くスムーズに栄養を吸収できるのが特徴です。 また、機能性ペプチドは肌の吸収速度が早く保湿力が高いため、美容液に含まれる他の活性化成分の働きを助け、みずみずしい美肌作りをサポートします。 ペプチド配合の化粧品を使われる際は、その製品にどのような活性化成分が含まれているか、相乗効果はどこまで期待できるのか、注意深く見てみるとコスメ選びのヒントになるのでおすすめです。

 

機能性ペプチドを使った基礎化粧品

このように、機能性ペプチドはその浸透力により素早い保湿効果が期待でき美肌効果が大きい成分ですが、機能性ペプチドを含有する化粧品は値段が高いのが課題です。ウェルエイジングコスメ キサラギのローション、エッセンス、クリームは、この機能性ペプチドを贅沢に配合し、お求めやすい価格でご提供しています。ご興味のある方は、是非一度お試しください。

 

機能性ペプチドの種類

では、ここからは機能性ペプチドのうち、代表的な種類と主な働きをご紹介していきます。

 

オリゴペプチド-6

オリゴペプチド-6とは、皮膚吸収性や浸透性の高い美容成分です。 9個のアミノ酸の結合物で、比較的サイズが小さいペプチドです。その小ささゆえに保湿成分が角質層まで素早く浸透することができるのが特徴です。 ただ、オリゴペプチド-6は不安定な物質でもあり、空気に触れると物質の変性が進んでしまいます。したがって、化粧品にする場合は、鮮度や品質を維持するために、容器の形状や溶液の量等の工夫が求められる成分です。

 

ヘキサカルボキシメチルジペプチド-12

水分を外部から肌内部に引き込む働きをするのが、ヘキサカルボキシメチルジペプチド-12です。 さらに、加齢と共に細胞に貯まった老廃物の発生を予防して修復、分解するシステムであるオートファジー(自食作用とも呼ばれる)作用を誘導する成分です。 シミやシワの原因となる老廃物を分解し、高い抗酸化力を持つことでも注目されています。 オートファジー作用により細胞の不要なものがなくなると、さらに水分をためておく隙間ができるので、保湿が格段に高まるという特徴があります。

 

アセチルデカペプチド-3

アルギニン、スレオニン、セリン、チロシン、トリプトファンのアミノ酸と酢酸が結合したペプチド成分がアセチルデカペプチド-3で、リジュリンと呼ばれることもあります。FGF(Fibroblast growth factor; 線維芽細胞増殖因子)様の作用を持ち、真皮に作用し、主要な細胞外マトリクス(コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸)の合成を促進します。 創傷治癒や組織再生を助ける働きがあり、顔のシワを改善する効果が期待されています。 美容液やクリームなどシワ対策のエイジングケア化粧品やほうれい線対策、ケアコスメに配合されていることでも有名な成分です。

 

オリゴペプチド-24

13個のアミノ酸からなる合成ペプチドで、肌の表皮から真皮にまで速やかに浸透するのが特徴です。 アルギニン、システイン、イソロイシン、グルタミン酸、グリシン、メチオニン及びチロシンから構成されています。 EGF(Epidermal Growth Factor; 上皮細胞増殖因子)様の作用を持ち、主に表皮に作用し、加齢により減少する EGF の分泌を促し、肌の若返りを進めます。また、細胞増殖を促進し、内側から健全なターンオーバーを導きます。 肌の柔軟性・弾力を高める、肌の老化と脱水を改善させることや、肌への色素の沈着を防ぎ、真皮でも保湿成分のヒアルロン酸などの産生を促進することが挙げられます。 新陳代謝が活発になり、健やかでトラブルの少ない肌を目指すことができる成分です。

 

機能性ペプチドは他の保湿成分と一緒に取ると効果的

機能性ペプチドは肌の吸収速度が早く保湿力が高いため、美容液に含まれる他の活性化成分の働きを助ける効果があります。例えば、最近注目されている再生医療を応用して生成された「ヒト脂肪幹細胞培養液」との相性も高く、お肌の保湿と細胞の活性化を同時に図ることができ、美肌化への近道を作ることができます。

 

ヒト脂肪幹細胞培養液について

ここで、先ほどの「ヒト脂肪幹細胞培養液」について簡単に説明します。 ヒト脂肪幹細胞培養液は、ヒトの皮下脂肪から採取したヒト脂肪幹細胞を培養する際に抽出した上澄み液のことです。 人が本来持っている細胞を活性化し、しわ、くすみをはじめ、肌悩みへのアプローチが期待でき、エステやコスメに利用するケースも増えてきています。 ヒト脂肪幹細胞培養液は一時的・部分的な対処法ではなく、細胞そのものを刺激し、肌を底上げしてくれるものなのであらゆる肌悩みに万能なところが最大のポイントです。

 

まとめ 〜機能性ペプチドの性質を理解して、ペプチドコスメを試してみよう〜

たんぱく質やペプチドは食事やサプリメントなどで摂取できますが、必ずしも望み通りの部位に作用するわけではありません。もし美容目的で機能性ペプチドを取り入れるなら、肌に直接使う美容液が効果的です。 ただし、機能性ペプチドの中には合成方法や保管条件が難しく、一度に少量しか作れない貴重なものもあります。 そのため、機能性ペプチド含有の美容液は比較的高価な傾向にあるので、効率よく使うためには自分の肌悩みに合ったペプチドが含まれている美容液を選ぶのがポイントです。 しっかり機能性ペプチドの性質を理解して、最適なペプチドコスメの効果を試してみましょう。

 

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