03-6281-9151受付時間 9:00~17:30

診療予約WEB受付

抗体検査結果の正しい解釈

検査で陰性と判定された方は、間違いなく陰性です。

69日にソフトバンクグループの抗体検査の結果が公表されました。(日本経済新聞のネット記事よりhttps://www.nikkei.com/article/DGXMZO60178510Z00C20A6EA2000/

この中で、注目すべきは、感染の心当たりがない低リスクの方々(ソフトバンク内)の陽性率です。0.23%と報告されています。つまり1000人中2.3人に陽性判定が出たということです。抗体検査は偽陽性が必ずあるので、試薬の精度が問題になります。スイスのロシュ社のものであると、特異度は99.81%という数字が出ています。今公表されている中で、精度が高いのは、米国アボット社、スイスロシュ社とされていますが、それでさえ、特異度は99.8%です。この数字を用いて、検査の的中率を計算してみましょう。

一方医療従事者は1.79%でしたから、これは重大な数字です。つまり、医療従事者の方が抗体陽性という判定が出たら、89.3%の確率でその方は、本当に抗体を持っているということになります。あなたが、医療従事者で、COVID19の診療現場に立ち会っていれば、抗体陽性の判定は、9割近く真の陽性であることを意味しています。

一方、一般の方が抗体陽性という判定が出ても、抗体が本当にある確率は計算上17.3%ということになります(ばらつきも考えると、1020%くらいになるのでしょうか)。

検査で陰性と判定された方は、間違いなく陰性です。

しかし、陽性という判定が出た方は、医療従事者でない限り、本当に抗体が存在する可能性は約20%です。つまり、抗体が存在しない可能性の方が大きいのです。

もしあなたが、ニューヨークに住んでいたら

ニュースでは米国では、住民の抗体陽性率がニューヨーク州で14%であったという報道がありました。(https://www.cnn.co.jp/usa/35152892.html)このような状態では、抗体検査で陽性であれば、抗体検査陽性は、98.6%の確率で抗体が存在すると言えます。